C:\WINNT>HELP SETLOCAL
バッチ ファイルで環境変更のローカライズを開始します。SETLOCAL を実行した後で
変更した環境設定は、そのバッチ ファイルだけで有効です。前の設定を復元するときは
ENDLOCAL を実行しなければなりません。バッチ スクリプトの終わりに達したとき、
暗示的な ENDLOCAL が、そのバッチ スクリプトによって発行されたすべての未完了の
SETLOCAL コマンドのために実行されます。
SETLOCAL
コマンド拡張機能を有効にすると、SETLOCAL は次のように変更されます:
SETLOCAL バッチ コマンドは、オプション引数を受け取ることができます:
ENABLEEXTENSIONS / DISABLEEXTENSIONS
は、コマンド処理機能を有効または無効にできます。詳細に
ついては、CMD /? を参照してください。
ENABLEDELAYEDEXPANSION / DISABLEDELAYEDEXPANSION
は、遅延環境変数の展開を有効または無効にできます。詳細
については、CMD /? を参照してください。
これらの変更は、SETLOCAL コマンドの実行前の設定にかかわらず、対応する
ENDLOCAL コマンドを実行するまで継続されます。
SETLOCAL コマンドに引数を指定すると、ERRORLEVEL フ値が設定されます。
2 つの有効な引数が指定された場合は 0、そうでない場合は 1 になります。
この機能をバッチ スクリプトで使って、拡張機能が利用可能かどうかを判断
することができます。それには、次のように入力します:
VERIFY OTHER 2>nul
SETLOCAL ENABLEEXTENSIONS
IF ERRORLEVEL 1 echo 拡張機能を有効にできません
この方法が使えるのは、古いバージョンの CMD.EXE では、SETLOCAL は
ERRORLEVEL の値を設定しないためです。VERIFY コマンドに誤った引数を
指定すると、ERRORLEVEL の値は 0 以外の値に初期化ウれます。
C:\WINNT>HELP SHIFT
バッチ ファイル中の置き換え可能なパラメータの位置を変更します。
SHIFT
[/n
]コマンド拡張機能を有効にすると、SHIFT コマンドは、/n スイッチをサポート
するようになります。このスイッチを指定すると、コマンドはシフトを n 番
目の引数から開始します。n は、0 から 8 までの数です。たとえば、
SHIFT /2
は、%3 を %2に、%4 を %3 にシフトし、%0 と %1 はシフトしません。
C:\WINNT>HELP SORT
SORT
[/R
] [/+n
] [/M KB
] [/L ロケール
] [/REC レコードバイト
] [[ドライブ1:
][パス1
]ファイル名1
] [/T
[ドライブ2:
][パス2
]] [/O
[ドライブ3:
][パス3
]ファイル名3
] /+n 各行の比較を始める文字番号 n を指定します。
/+3 は、各行の 3 番目の文字から比較を始める
ことを意味します。n 文字より少ない行は、ほかの
行より前に照合されます。
既定では、比較はそれぞれの行の最初から始め
ます。
/L
[OCALE
] ロケール 指定されたロケールでシステム既定のロケールを
上書きします。""C"" ロケールは、最も速い照合
シーケンスに従います。現在指定できるロケール
は ""C"" のみです。並べ替えは、常に大文字と小
文字を区別します。
/M
[EMORY
] KB 並べ替えに使うメイン メモリのサイズを KB
で指定します。メモリ サイズは、常に最小
160 KB で制限されます。メモリ サイズが
指定された場合、メイン メモリをどれだけ利用
できるかにかかわらず、指定されたサイズのメモリ
を使用します。
通常は、メモリ サイズを指定していないとき、最高
のパフォーマンスを得られます。既定では、並べ替
えが既定の最大メモリ サイズに格納できる場合は、
(一時ファイルを使わないで) 1 回のパスで実行
します。そうでない場合は、(一部の並べ替えられ
たデータを一時ファイルに格納して) 2 回のパス
で実行し、並べ替えと結合パスのためのメモリのサイ
ズを等しくします。入力と出力の両方がファイルの
場合、既定の最大メモリ サイズは利用できるメイン
メモリの 90% になります。そうでない場合は、
メイン メモリの 45% になります。
/REC
[ORD_MAXIMUM
] 文字数 レコードの最大文字数を指定します
(既定値 4096、最大値 65535)。
/R
[EVERSE
] 並べ替えの順序を降順にします。つまり、Z から A、
9 から 0 の順に並べ替えます。
[ドライブ1:
][パス1
]ファイル名1
並べ替えられるファイ汲w定します。指定されて
いない場合、標準入力を並べ替えます。
入力ファイルを指定す方が同じファイルへの標準
入力をリダイレクトするより速くなります。
/T
[EMPORARY
] [ドライブ2:
][パス2
] データをメイン メモリに格納できないときのた
めに、並べ替えのための一時記憶域を保持する
ディレクトリを指定します。既定ナはシステムの
一時ディレクトリを使用します。
/O
[UTPUT
] [ドライブ3:
][パス3
]ファイル名3
並べ替えられた入力ファイルが格納されるファイル
を指定します。指定されていない場合、データは
標準出力に書き込まれます。出力ファイルを指定す
る方が同じファイルへの標準出力をリダイレクト
するより早くなります。